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人類は如何に神々として滅びるか

『自己が無視されることを無視するという彼等の英雄主義』

キンドル(KDP)新作小説『千万葉の閃光』の発売を開始しました。

 また新作をamazonという深い海に沈めてしまった葦原です。

 今回も表紙は瑠花さんにつくってもらいました。

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 表紙から分かるかもしれませんが、恋愛が題材になっています。

 それも生まれ変わっては、まためぐり会うことをつづける二人の恋愛です。

 けっこうベタですね。ベタだけど、このタイミングで入れ替わりでなくて良かったなと思います。いや、このタイミングだから入れ替わりだったほうが少しは注目されたんだろうか。まあ、期待しても仕方ないことは考えないようにしましょう。(´・∀・`)

 生まれ変わりといっても、少しは工夫がありまして、男だった「あの人」が女になり、女だった「私」が男になったりします。女と女とか、男と男とか(は直接的に小説内では書かれていないけれども、そういうこともあっただろうと読者に当然想像してほしい系の小説です)だったりします。性別が変わる生まれ変わりも別に画期的ってことではないですね。

 ただ「生まれ変わって愛し合う二人」が一番書きたかったことではなくて、それは小説でやりたいことの題材にふさわしいかなと思ったから選んだのです。

 『千万葉の閃光』でやりたかったことというのは、括復法といわれる技法で、一回でn回の出来事を語るというやり方です。技法というとなんだか偉そうだけど、日常会話でも習慣をあらわすときに普通に使っていて、たとえば「中学には、毎日自転車で通った」という文章は、一つの文章ですが、中学の三年間をまとめて語っているわけです。もちろん、毎日と書いてはいても、土日祝、春夏冬休みには(部活があっても)学校に行かない日もあったのでしょう。つまり大体おおざっぱに語っているわけです。(それを「お前は三年間365日自転車で通ってたのか?」と聞く人はアレな人ですね)おおざっぱといったけど、括復法を重ねて限定することで、もっと厳密に、しかも普通は短縮の効果がある括復法で、引き延ばすこともできるのです。でも、長くなるからこれくらいにします。

 

 つまり、この小説でやりたかったのは、ある一人の男(「私」)を語るときに、「私」が別の人生で男であったときのことをも重ねて語りたかったのです。

 物語られる一人の「私」の背後に、もしくは一人の「あの人」の背後に、少しずつちがうけれども、同じような「私」や「あの人」が幾人も、幾十人も、幾百人も……いるような感じ、を書きたかったのです。

 物語られる「私」と「あの人」に関する一つのエピソードの背後に、少しずつことなってはいるけれども、似たようなエピソードが幾十、幾百……幾千万……重なっているような感じ、を書きたかったのです。

 閃いては消える一瞬一瞬を、束にして、もしくは重ねて、一回で語ってしまうこと、それが自分には面白い試みであっても、読者にどう思われるかは分かりませんが、とにかく、挑戦してみました。

 小説を読むというよりは、詩を読むときのように読んでくれたほうが、読みやすいかもしれません。

 

 『千万葉の閃光』というタイトルは、ミルフィーユが「千枚の葉」という意味からきているらしい、というところからとったもので、つまり、明滅する閃光のような時間の記憶をいくつもいくつも重ねている、そうすることで浮かび上がってくる形がある、というようなイメージなのです。(´・∀・`)ドヤア。

 あんまピンとこないかもしれませんが、興味を持てればよろしくお願いします。

 冒頭だけなら試し読みDLもありますので、ぜひぜひ。

千万葉の閃光

千万葉の閃光

 

 KindleはPCでも読めますので、はいぜひ。

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 macでもスマホでも。

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既刊も色々とりそろえております。

 えっ? キャンペーンはいつやるのかって? そんなツッコミができるとは貴様、もぐりじゃないな。はい、今回はちょっと様子見をしようかともおもったのですが、既刊の短編3つくらいと合わせて一気にやってみようかなという思惑もあるので、その場合は、ツイッターなどでも告知しようかと思います。よろしくお願いします。